「住宅汚染」の真実。


スタッフ日誌

「住宅汚染」の真実。

「どんな住宅展示場に行っても息がつまるような感覚になるんだけれど、なぜかここだけは違う」とおっしゃるお客様のご来場がありました。

これまで木のぬくもり、木の調湿効果、森林浴効果など、木のある心地よい暮らしのことを声高に語ってきた私としては、身体に優しい木の家を作り続けてきて、本当に良かったと実感した瞬間でした。

それにしても、家屋や建材などから発生する化学物質による影響は、人により差が激しく、同じ室内にいてもほぼ影響を受けない人がいる一方、即座に様々な症状を示し体調悪化を訴える人もいます。

そこで思い出したのが「住宅汚染」という大分前に読んだ本のことでした。
この本は、九州の工務店の社長さんが親友の依頼で家を建てたのですが、その家の長男が新築の家に入居したことがきっかけで体調を崩し、徐々に悪化していったことから始まります。
原因が自分の建てた家にあることを自ら突き止め、自責の念から解決方法を見つけていく記録です。

現代の日本の家がかかえる健康問題については多くのページを費やしていて、私のようなこの業界に身をおく者にとって、非常に考えさせられる内容なのでした。

私たちエスケイホームは、「住み継がれる家」をコンセプトに、次の世代、その次の世代も安心して長く住むことができる家づくりをしています。
そのため、最も大切にしている材料は、木材をはじめとする自然素材の建材です。樹種はホルムアルデヒドという有害な化学物質を除去する能力に優れたスギを多用し、その無垢材を外装材、柱、天井板などの内装材、建具、造作家具として使っています。

また無垢のアカシアのフローリング、珪藻土や漆喰の塗り壁、和紙の壁紙など、安全性の高い建材を、文字通り適材適所で使い分けています。

この本の著者は、最終的に「化学物質を一切使わない素材だけで建てる“食べられる材料で造る住宅”=無添加住宅」というものにたどり着くことになります。
接着剤には米のりやにかわ、塗料には柿渋やオリーブオイルといった材料を使うのだそうです。
また、床は工業化による加工がされていない製品を使うために、色ムラも、床鳴りも許容します。漆喰壁も乾燥具合によりヒビが入りますが、それもOKです。

考えようによっては、化学物質を全く使わないということですので、昔の日本の家づくりと同じではないかと思ったりもしました。しかし私的には、安全な素材だけで造ってあるからと言って、床板と床板のすき間を認めるような家づくりは100%納得できるものではありません。
京都の世界遺産・二条城の鶯張りのように、歩くたびに軋む音が出るような床って、現代の家屋としてはどうかなと思うのです。(鶯張りは防犯目的ですが…)

私たちは、自社の大工が技術の粋を尽くし、知恵を絞り、コストパフォーマンスに優れた住まいを造っています。自然素材だけでは不十分と考えられる場合は、新建材を選択することもあります。
もちろん、シックハウス症候群対策のために定められたホルムアルデヒドのガイドラインを遵守し、F☆☆☆☆(フォースター)やF☆☆☆(スリースター)といった国の基準をクリアしたものでも健康被害を引き起こしそうな石油精製物から作られたクロスや合板などの新建材は極力使わないようにしています。

冒頭にご紹介したお客様のおかげで、住まいと健康について、改めて考えさせられることも多く、住むことで病気の予防や癒し効果が期待できる家を、これからも提供し続けていきたいと再確認した次第です。

スタッフ日誌

「住宅汚染」の真実。

「どんな住宅展示場に行っても息がつまるような感覚になるんだけれど、なぜかここだけは違う」とおっしゃるお客様のご来場がありました。

これまで木のぬくもり、木の調湿効果、森林浴効果など、木のある心地よい暮らしのことを声高に語ってきた私としては、身体に優しい木の家を作り続けてきて、本当に良かったと実感した瞬間でした。

それにしても、家屋や建材などから発生する化学物質による影響は、人により差が激しく、同じ室内にいてもほぼ影響を受けない人がいる一方、即座に様々な症状を示し体調悪化を訴える人もいます。

そこで思い出したのが「住宅汚染」という大分前に読んだ本のことでした。
この本は、九州の工務店の社長さんが親友の依頼で家を建てたのですが、その家の長男が新築の家に入居したことがきっかけで体調を崩し、徐々に悪化していったことから始まります。
原因が自分の建てた家にあることを自ら突き止め、自責の念から解決方法を見つけていく記録です。

現代の日本の家がかかえる健康問題については多くのページを費やしていて、私のようなこの業界に身をおく者にとって、非常に考えさせられる内容なのでした。

私たちエスケイホームは、「住み継がれる家」をコンセプトに、次の世代、その次の世代も安心して長く住むことができる家づくりをしています。
そのため、最も大切にしている材料は、木材をはじめとする自然素材の建材です。樹種はホルムアルデヒドという有害な化学物質を除去する能力に優れたスギを多用し、その無垢材を外装材、柱、天井板などの内装材、建具、造作家具として使っています。

また無垢のアカシアのフローリング、珪藻土や漆喰の塗り壁、和紙の壁紙など、安全性の高い建材を、文字通り適材適所で使い分けています。

この本の著者は、最終的に「化学物質を一切使わない素材だけで建てる“食べられる材料で造る住宅”=無添加住宅」というものにたどり着くことになります。
接着剤には米のりやにかわ、塗料には柿渋やオリーブオイルといった材料を使うのだそうです。
また、床は工業化による加工がされていない製品を使うために、色ムラも、床鳴りも許容します。漆喰壁も乾燥具合によりヒビが入りますが、それもOKです。

考えようによっては、化学物質を全く使わないということですので、昔の日本の家づくりと同じではないかと思ったりもしました。しかし私的には、安全な素材だけで造ってあるからと言って、床板と床板のすき間を認めるような家づくりは100%納得できるものではありません。
京都の世界遺産・二条城の鶯張りのように、歩くたびに軋む音が出るような床って、現代の家屋としてはどうかなと思うのです。(鶯張りは防犯目的ですが…)

私たちは、自社の大工が技術の粋を尽くし、知恵を絞り、コストパフォーマンスに優れた住まいを造っています。自然素材だけでは不十分と考えられる場合は、新建材を選択することもあります。
もちろん、シックハウス症候群対策のために定められたホルムアルデヒドのガイドラインを遵守し、F☆☆☆☆(フォースター)やF☆☆☆(スリースター)といった国の基準をクリアしたものでも健康被害を引き起こしそうな石油精製物から作られたクロスや合板などの新建材は極力使わないようにしています。

冒頭にご紹介したお客様のおかげで、住まいと健康について、改めて考えさせられることも多く、住むことで病気の予防や癒し効果が期待できる家を、これからも提供し続けていきたいと再確認した次第です。

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