ブック&カフェのカラクリ


スタッフ日誌

ブック&カフェのカラクリ 

御野場にオープンしたブック&カフェに行ってきました。

仁井田の、以前コメリがあった建物をリノベーションして、書店、カフェ、物販の3業種が同居する複合店舗が誕生しました。
となりのスーパーと合わせたこの2棟からなるゾーンは、ナイスガーデンという小さなショッピングモールを形成しているようです。

私のお目当ては、TSUTAYAとタリーズコーヒーがタッグを組むブック&カフェです。

生まれ変わったTSUTAYA仁井田店の本を読みながら、タリーズのコーヒーをいただく…。個人的には自分のライフスタイルに変化をもたらしそうな魅力的な空間でした。

TSUTAYA x スターバックスやTSUTAYA x タリーズといった書店とシアトル生まれのコーヒーとのコラボレーションは、全国各地で大変人気のある業態のようです。
それも、購入前の本でも読むことができるというのが、最近のこの手のブックカフェの王道です。ただし、雑誌、コミック、学習参考書は持ち込みの対象外というところが大勢を占めていますが、ここのタリーズではそれもOKとのこと。

そうは言っても、心配性の私は、本をコーヒーなどで汚しちゃったらどうなるのか不安なので、一応スタッフの方に確認してみました。いわく「大丈夫ですよ」という、なんとも寛大なお返事。
これは一体どういうビジネスモデルなのでしょうか?

Google先生に聞いてみました。

日本の書籍販売は、再販制度と委託販売制度で成り立っています。
独占禁止法は、メーカーが商品の小売価格を小売店に対し指定することは、自由な競争の妨げになるという理由で禁止しています。法律で禁止されている販売価格を拘束する行為を、例外的に認めるのが再販制度(再販売価格維持制度)です。
書籍、雑誌、新聞、音楽ソフトはその例外にあたります。なので小売店は商品を必ず定価販売しなければなりません。
一方、委託販売制度は、再販制度下では価格競争がないので売れ残るリスクが非常に高いということで、上記の商品は委託という形で仕入れて、一定期間内に売れ残った場合は返品してもいいという制度です。

仮に飲食中に本を汚してしまっても、立ち読みで汚れたり破れたりしたのと同じ扱いになり、軽度であれば汚損本として返品可能という、委託販売制度の活用(?)が購入前の本が持ち込みOKのカラクリでした。

タリーズの店内からは、TSUTAYAの広い空間が見渡せるので、ホテルの開放的なコーヒーラウンジにいるような贅沢な気分で、ゆったりと過ごすことができます。
コーヒーをはじめとするドリンクはもちろん、フードやスイーツも想像以上に充実していて、ランチにも利用できそうです。
立ち読みと違って書店の本をリラックスして試読できる!ので、居心地が良すぎて長居しそうな予感がします。

そういえば、TSUTAYAの本棚はとてもシックなクールグレーで、側面にはすべてクリア塗装された秋田杉のパネルが使われていました。
秋田杉推しの住宅屋の端くれとしては、無機質な什器と秋田杉の木目のコントラストがなんともスタイリッシュな印象で、とても親近感を覚えたのでありました。

スタッフ日誌

ブック&カフェのカラクリ 

御野場にオープンしたブック&カフェに行ってきました。

仁井田の、以前コメリがあった建物をリノベーションして、書店、カフェ、物販の3業種が同居する複合店舗が誕生しました。
となりのスーパーと合わせたこの2棟からなるゾーンは、ナイスガーデンという小さなショッピングモールを形成しているようです。

私のお目当ては、TSUTAYAとタリーズコーヒーがタッグを組むブック&カフェです。

生まれ変わったTSUTAYA仁井田店の本を読みながら、タリーズのコーヒーをいただく…。個人的には自分のライフスタイルに変化をもたらしそうな魅力的な空間でした。

TSUTAYA x スターバックスやTSUTAYA x タリーズといった書店とシアトル生まれのコーヒーとのコラボレーションは、全国各地で大変人気のある業態のようです。
それも、購入前の本でも読むことができるというのが、最近のこの手のブックカフェの王道です。ただし、雑誌、コミック、学習参考書は持ち込みの対象外というところが大勢を占めていますが、ここのタリーズではそれもOKとのこと。

そうは言っても、心配性の私は、本をコーヒーなどで汚しちゃったらどうなるのか不安なので、一応スタッフの方に確認してみました。いわく「大丈夫ですよ」という、なんとも寛大なお返事。
これは一体どういうビジネスモデルなのでしょうか?

Google先生に聞いてみました。

日本の書籍販売は、再販制度と委託販売制度で成り立っています。
独占禁止法は、メーカーが商品の小売価格を小売店に対し指定することは、自由な競争の妨げになるという理由で禁止しています。法律で禁止されている販売価格を拘束する行為を、例外的に認めるのが再販制度(再販売価格維持制度)です。
書籍、雑誌、新聞、音楽ソフトはその例外にあたります。なので小売店は商品を必ず定価販売しなければなりません。
一方、委託販売制度は、再販制度下では価格競争がないので売れ残るリスクが非常に高いということで、上記の商品は委託という形で仕入れて、一定期間内に売れ残った場合は返品してもいいという制度です。

仮に飲食中に本を汚してしまっても、立ち読みで汚れたり破れたりしたのと同じ扱いになり、軽度であれば汚損本として返品可能という、委託販売制度の活用(?)が購入前の本が持ち込みOKのカラクリでした。

タリーズの店内からは、TSUTAYAの広い空間が見渡せるので、ホテルの開放的なコーヒーラウンジにいるような贅沢な気分で、ゆったりと過ごすことができます。
コーヒーをはじめとするドリンクはもちろん、フードやスイーツも想像以上に充実していて、ランチにも利用できそうです。
立ち読みと違って書店の本をリラックスして試読できる!ので、居心地が良すぎて長居しそうな予感がします。

そういえば、TSUTAYAの本棚はとてもシックなクールグレーで、側面にはすべてクリア塗装された秋田杉のパネルが使われていました。
秋田杉推しの住宅屋の端くれとしては、無機質な什器と秋田杉の木目のコントラストがなんともスタイリッシュな印象で、とても親近感を覚えたのでありました。

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