SK LIFE vol.24「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ③】エアコンのお掃除
Q:本格的な冬を迎える前にエアコンを掃除したいのですが、
プロに頼まず個人でもエアコン掃除ってできますか?
A:エアコンは構造が複雑なので、
ご家庭で内部まで掃除することはできません。
フィルターや吹き出し口など手の届く範囲に限られますが、
それでも掃除後は「エアコンの効きがよくなった」と感じられるはずです。
衣類や布団の準備だけでなく、
エアコンの掃除も立派な冬支度になります。
エアコンの構造
名 前 |
役 割 |
フィルター |
エアコンに室内の空気を吸い込むとき、 |
吹き出し口 |
温度調節された風を室内に送る |
風向きルーバー |
吹き出し口から出る風の向きを調整する |
熱交換器 |
エアコンが取り込んだ空気を温度調節する |
送風ファン |
エアコンに取り込んだ空気を循環させ風を起こす |
ドレンパン |
熱交換器で温度調節した際に発生する結露を受け止め、 |
下準備
・エアコンの電源プラグを外す
・説明書の用意
説明書には前面パネルの開け方、フィルターの外し方、
やってはいけない事などが書かれています。
必ず目を通しておきましょう。
※説明書を何処にしまったか忘れた方は、
エアコン本体に記載されたメーカー名と型番で検索しましょう。
現行のモデルだけでなく、生産が終了したエアコンでも
公式の説明書ファイルが出てくるはずです。
掃除の方法
●フィルターの掃除
前面パネルを開き、フィルターを外し、
ブラシヘッドの掃除機を優しく掛けていきます。
水拭きする場合は柔らかい布かスポンジで軽く拭き取りましょう。
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをし、
タオルなどで乾拭きしてから半日ほど陰干しします。
※直射日光、ドライヤー、ストーブなどを当てて乾かそうとすると
フィルターが変形する恐れがあります。
●風向きルーバー、吹き出し口の掃除
機種によって異なりますが、ルーバーを手動で開けられる場合は、
そのままゆっくりと開けてください。
手動で開きそうに無い場合は、電源プラグを戻しエアコンを稼働させ、
吹き出し口が全開になってから「停止」ボタンを押します。
吹き出し口が閉じる前に電源プラグを外してください。
(リモコンに「ルーバー開」ボタンがついた機種もあります)
手の届く範囲を、よく絞った水気の少ない雑巾で優しく拭いていきます。
ハンディブラシでの掃除もおすすめです。
※拭き掃除が終わったら、30分〜1時間ほど送風運転を行い
ルーバーや吹き出し口を乾かします。
そのまま放置すると残った水分からカビが発生するため、
忘れずに行いましょう。
やってはいけないこと
●洗浄スプレーの使用
ホームセンターなどで、エアコン用の洗浄スプレーが売っていますが、
使い方が難しいのであまりお勧めできません。
内部までスプレーした場合、洗浄液のすすぎ落としが困難で、
そこからカビの発生や水漏れが起こります。
スプレーで吹き飛ばされたホコリによる目詰まり、
電子部品にまで洗浄液が噴霧されたせいでの故障や漏電も十分ありえます。
●エアコンの奥の掃除
フィルターを外したとき、または吹き出し口を掃除しているとき、
更に奥まった場所でホコリや汚れを見つけたとしても無視してください。
無理に掃除をすると、部品が変形したり破損したり、
中途半端に剥がされたホコリが
エアコンの風にのって部屋中を飛び交う危険性もあります。
どうしても奥の汚れが気になる場合はクリーニングのプロにお願いしましょう。
●電源プラグを外さないまま掃除
電源を入れ、エアコンが稼働してる状態は、
ルーバーと吹き出し口の掃除がやりやすい様に見えますが、
絶対にやめてください。
部品の破損だけではなく、感電など
怪我を負う可能性もあり非常に危険です。
エアコン掃除は一見大変そうですが、ご家庭でもできることはあります。
この夏がんばってくれたエアコンを綺麗にして、冬本番に備えましょう。
SK LIFE vol.24「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ③】エアコンのお掃除
Q:本格的な冬を迎える前にエアコンを掃除したいのですが、
プロに頼まず個人でもエアコン掃除ってできますか?
A:エアコンは構造が複雑なので、
ご家庭で内部まで掃除することはできません。
フィルターや吹き出し口など手の届く範囲に限られますが、
それでも掃除後は「エアコンの効きがよくなった」と感じられるはずです。
衣類や布団の準備だけでなく、
エアコンの掃除も立派な冬支度になります。
エアコンの構造
・フィルター
エアコンに室内の空気を吸い込むとき、
内部までホコリが行かないようにする
※エアコンの中で一番汚れやすい場所
・吹き出し口
温度調節された風を室内に送る
・風向きルーバー
吹き出し口から出る風の向きを調整する
・熱交換器
エアコンが取り込んだ空気を温度調節する
・送風ファン
エアコンに取り込んだ空気を循環させ風を起こす
・ドレンパン
熱交換器で温度調節した際に発生する結露を受け止め、
外につながる配管へ送る
下準備
・エアコンの電源プラグを外す
・説明書の用意
説明書には前面パネルの開け方、フィルターの外し方、
やってはいけない事などが書かれています。
必ず目を通しておきましょう。
※説明書を何処にしまったか忘れた方は、
エアコン本体に記載されたメーカー名と型番で検索しましょう。
現行のモデルだけでなく、生産が終了したエアコンでも
公式の説明書ファイルが出てくるはずです。
掃除の方法
●フィルターの掃除
前面パネルを開き、フィルターを外し、
ブラシヘッドの掃除機を優しく掛けていきます。
水拭きする場合は柔らかい布かスポンジで軽く拭き取りましょう。
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをし、
タオルなどで乾拭きしてから半日ほど陰干しします。
※直射日光、ドライヤー、ストーブなどを当てて乾かそうとすると
フィルターが変形する恐れがあります。
●風向きルーバー、吹き出し口の掃除
機種によって異なりますが、ルーバーを手動で開けられる場合は、
そのままゆっくりと開けてください。
手動で開きそうに無い場合は、電源プラグを戻しエアコンを稼働させ、
吹き出し口が全開になってから「停止」ボタンを押します。
吹き出し口が閉じる前に電源プラグを外してください。
(リモコンに「ルーバー開」ボタンがついた機種もあります)
手の届く範囲を、よく絞った水気の少ない雑巾で優しく拭いていきます。
ハンディブラシでの掃除もおすすめです。
※拭き掃除が終わったら、30分〜1時間ほど送風運転を行い
ルーバーや吹き出し口を乾かします。
そのまま放置すると残った水分からカビが発生するため、
忘れずに行いましょう。
やってはいけないこと
●洗浄スプレーの使用
ホームセンターなどで、エアコン用の洗浄スプレーが売っていますが、
使い方が難しいのであまりお勧めできません。
内部までスプレーした場合、洗浄液のすすぎ落としが困難で、
そこからカビの発生や水漏れが起こります。
スプレーで吹き飛ばされたホコリによる目詰まり、
電子部品にまで洗浄液が噴霧されたせいでの故障や漏電も十分ありえます。
●エアコンの奥の掃除
フィルターを外したとき、または吹き出し口を掃除しているとき、
更に奥まった場所でホコリや汚れを見つけたとしても無視してください。
無理に掃除をすると、部品が変形したり破損したり、
中途半端に剥がされたホコリが
エアコンの風にのって部屋中を飛び交う危険性もあります。
どうしても奥の汚れが気になる場合はクリーニングのプロにお願いしましょう。
●電源プラグを外さないまま掃除
電源を入れ、エアコンが稼働してる状態は、
ルーバーと吹き出し口の掃除がやりやすい様に見えますが、
絶対にやめてください。
部品の破損だけではなく、感電など
怪我を負う可能性もあり非常に危険です。
エアコン掃除は一見大変そうですが、ご家庭でもできることはあります。
この夏がんばってくれたエアコンを綺麗にして、冬本番に備えましょう。