SK LIFE vol.27「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ⑤】トイレのお掃除
Q:同じ水回りでも、トイレはお風呂や台所より掃除が大変そうな印象があります。
それに、掃除しても本当にキレイになってるか心配です。
A:トイレの汚れは雑菌やカビが多く、目に見えない分
掃除してもキレイを実感しにくい場所です。
だからこそ、目に見える汚れになる前に掃除し、清潔を保ちましょう。
目に見える汚れ
ちゃんと掃除していても、いつの間にか汚れが目立ってくることもあります。
そうしてできた黄ばみや黒ずみも、しっかり対処すればキレイにできます。
●黄ばみ
黄ばみの原因は、尿が飛び散ってできた水垢です。
最初は目に見えませんが、放置していると尿に含まれる成分が固まってきて
目に見える汚れへ成長します。これが黄ばみの正体です。
黄ばみが発生しやすい場所
・便座の裏側
・便器のフチ
・トイレの壁や床
気をつけているつもりでも、意外と付着してしまいます。
見つけたら早めに対処しましょう。
ゴム手袋を着け、酸性の洗剤(またはクエン酸スプレー)を黄ばみに直接吹きかけて、
トイレットペーパーで拭き掃除し、使い終わったペーパーはそのままトイレに流します。
※酸性の洗剤を床や壁に使う場合は、直接ではなく薄めてから使いましょう。
※壁や床、または便器が大理石や鉄を含んでいたり、
タイルの目地にコンクリートが使われている場合は酸性の洗剤は使わないでください。
●黒ずみ
黒ずみの主な原因はカビです。
常に便器に水が溜まった状態のトイレは、湿度が高くカビの温床になりやすい場所で、
ホコリや雑菌を餌にしたカビがだんだん蓄積して、
やがて黒いシミとなります。これが黒ずみの正体です。
カビが固まった頑固な黒ずみはブラシでこすってもびくともしません。
そこで大活躍するのがカビキラーやトイレハイターなどの塩素系の洗剤です。
通常のトイレ用洗剤よりも殺菌力が高く、カビの細胞も分解できるため、
黒ずみを落とすだけでなく、黒ずみ発生(の元になるカビ)そのものを予防できます。
ところが塩素系洗剤の成分は人体にも有害で、
メガネ、マスク、ゴム手袋をつけていてもリスクがあります。
安全のためにも、便器の汚れに洗剤を直接吹きかける方法が一般的です。
塩素系洗剤にもいろいろありますが、ジェルタイプのものがおすすめです。
粘度が高いため汚れに密着しやすく、
洗剤を直接吹きかけるためブラシでは届かない場所まで入り込むからです。
黒ずみ部分に吹きかけ、2〜3分放置して後は水を流すだけ。
手間がかからず効率的に掃除ができます。
こまめに掃除しているのに黒ずみが発生して困っている…そんな経験はありませんか?
それはトイレのタンクがカビで汚れているからです。
トイレを流す度に水と一緒にカビも流れてきてしまうので、黒ずみが発生しやすくなっています。
しかし、タンクの内側の掃除は大変ですし、
万が一内部の部品が破損したらトイレ掃除どころではなくなります。
手入れが大変なタンクの内側は「置くだけ」「入れるだけ」の簡単掃除で大丈夫です。
減らせる手間は減らして、その分の時間を他の場所を掃除することに使いましょう。
混ぜるな危険
トイレ用洗剤に「混ぜるな危険」と書かれてるのを見たことがあると思います。
しかし、何と何を混ぜたらいけないのでしょうか。
混ぜたらいけないのは、酸性の洗剤と塩素系の洗剤です。
先述のように塩素系の洗剤は、そもそも人体に有害ですが、
触ったりしなければ特に問題はありません。
しかし、黄ばみと黒ずみを一緒に掃除しようとして
酸性の洗剤と塩素系の洗剤を併用すると有毒な塩素ガスが発生します。
洗剤に書かれた使用方法や注意書きをよく読んでから使用しましょう。
一度の掃除でまるごとキレイにしたくなるのも分かりますが、
酸性の洗剤を使った黄ばみ掃除と、
塩素系の洗剤を使った黒ずみ掃除は、同じ日に行わない方が無難です。
時間をおいて、前の洗剤がちゃんと洗い流されてからにするべきです。
命に関わることなので「混ぜるな危険」の洗剤を扱う際は忘れてはいけません。
用途に合わせて洗剤を変える
ドラッグストアでトイレ用の洗剤を探すと、目移りするほどたくさんの商品を見かけます。
それだけ多くの掃除用品が必要になるほど、トイレの汚れは一般的な掃除と比べ特殊な感じがするからかも知れません。
毎日使うトイレは、キレイで清潔であってほしいものです。
でも、手間がかかるから始めの一歩が踏み出せない…
そう考える人も少なくありません。
黄ばみ、黒ずみ、除菌、消臭、日々の手入れなど
掃除の目的に沿った道具を揃えて、それらを正しく使用できれば掃除の手間は劇的に変わります。
適切な道具と方法が見つかれば、毎日トイレはキレイです。
日常的に使う場所の衛生面に気を配ることで、精神的な衛生面も保たれるでしょう。
SK LIFE vol.27「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ⑤】トイレのお掃除
Q:同じ水回りでも、トイレはお風呂や台所より掃除が大変そうな印象があります。
それに、掃除しても本当にキレイになってるか心配です。
A:トイレの汚れは雑菌やカビが多く、目に見えない分
掃除してもキレイを実感しにくい場所です。
だからこそ、目に見える汚れになる前に掃除し、清潔を保ちましょう。
目に見える汚れ
ちゃんと掃除していても、いつの間にか汚れが目立ってくることもあります。
そうしてできた黄ばみや黒ずみも、しっかり対処すればキレイにできます。
●黄ばみ
黄ばみの原因は、尿が飛び散ってできた水垢です。
最初は目に見えませんが、放置していると尿に含まれる成分が固まってきて
目に見える汚れへ成長します。これが黄ばみの正体です。
黄ばみが発生しやすい場所
・便座の裏側
・便器のフチ
・トイレの壁や床
気をつけているつもりでも、意外と付着してしまいます。
見つけたら早めに対処しましょう。
ゴム手袋を着け、酸性の洗剤(またはクエン酸スプレー)を黄ばみに直接吹きかけて、
トイレットペーパーで拭き掃除し、使い終わったペーパーはそのままトイレに流します。
※酸性の洗剤を床や壁に使う場合は、直接ではなく薄めてから使いましょう。
※壁や床、または便器が大理石や鉄を含んでいたり、
タイルの目地にコンクリートが使われている場合は酸性の洗剤は使わないでください。
●黒ずみ
黒ずみの主な原因はカビです。
常に便器に水が溜まった状態のトイレは、湿度が高くカビの温床になりやすい場所で、
ホコリや雑菌を餌にしたカビがだんだん蓄積して、
やがて黒いシミとなります。これが黒ずみの正体です。
カビが固まった頑固な黒ずみはブラシでこすってもびくともしません。
そこで大活躍するのがカビキラーやトイレハイターなどの塩素系の洗剤です。
通常のトイレ用洗剤よりも殺菌力が高く、カビの細胞も分解できるため、
黒ずみを落とすだけでなく、黒ずみ発生(の元になるカビ)そのものを予防できます。
ところが塩素系洗剤の成分は人体にも有害で、
メガネ、マスク、ゴム手袋をつけていてもリスクがあります。
安全のためにも、便器の汚れに洗剤を直接吹きかける方法が一般的です。
塩素系洗剤にもいろいろありますが、ジェルタイプのものがおすすめです。
粘度が高いため汚れに密着しやすく、
洗剤を直接吹きかけるためブラシでは届かない場所まで入り込むからです。
黒ずみ部分に吹きかけ、2〜3分放置して後は水を流すだけ。
手間がかからず効率的に掃除ができます。
こまめに掃除しているのに黒ずみが発生して困っている…
そんな経験はありませんか?
それはトイレのタンクがカビで汚れているからです。
トイレを流す度に水と一緒にカビも流れてきてしまうので、
黒ずみが発生しやすくなっています。
しかし、タンクの内側の掃除は大変ですし、
万が一内部の部品が破損したらトイレ掃除どころではなくなります。
手入れが大変なタンクの内側は「置くだけ」「入れるだけ」の簡単掃除で大丈夫です。
減らせる手間は減らして、その分の時間を他の場所を掃除することに使いましょう。
混ぜるな危険
トイレ用洗剤に「混ぜるな危険」と書かれてるのを見たことがあると思います。
しかし、何と何を混ぜたらいけないのでしょうか。
混ぜたらいけないのは、酸性の洗剤と塩素系の洗剤です。
先述のように塩素系の洗剤は、そもそも人体に有害ですが、
触ったりしなければ特に問題はありません。
しかし、黄ばみと黒ずみを一緒に掃除しようとして
酸性の洗剤と塩素系の洗剤を併用すると有毒な塩素ガスが発生します。
洗剤に書かれた使用方法や注意書きをよく読んでから使用しましょう。
一度の掃除でまるごとキレイにしたくなるのも分かりますが、酸性の洗剤を使った黄ばみ掃除と、
塩素系の洗剤を使った黒ずみ掃除は、同じ日に行わない方が無難です。
時間をおいて、前の洗剤がちゃんと洗い流されてからにするべきです。
命に関わることなので「混ぜるな危険」の洗剤を扱う際は忘れてはいけません。
用途に合わせて洗剤を変える
ドラッグストアでトイレ用の洗剤を探すと、目移りするほどたくさんの商品を見かけます。
それだけ多くの掃除用品が必要になるほど、トイレの汚れは一般的な掃除と比べ特殊な感じがするからかも知れません。
毎日使うトイレは、キレイで清潔であってほしいものです。
でも、手間がかかるから始めの一歩が踏み出せない…
そう考える人も少なくありません。
黄ばみ、黒ずみ、除菌、消臭、日々の手入れなど
掃除の目的に沿った道具を揃えて、
それらを正しく使用できれば
掃除の手間は劇的に変わります。
適切な道具と方法が見つかれば、毎日トイレはキレイです。
日常的に使う場所の衛生面に気を配ることで、精神的な衛生面も保たれるでしょう。