SK LIFE vol.29「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ⑦】家から始める花粉対策
Q:ついに花粉症デビューしてしまいました。
今まで花粉症とは無縁だったため、対策も何から始めていいかわかりません。
掃除とか、自宅でも対策できることってありませんか?
A:花粉症とは、花粉によるアレルギー反応で起こる病気のことです。
環境の変化、食生活の変化など、ほんの些細なことでもキッカケとなるため、
どんな人でもある日突然発症する可能性があります。
ある日突然発症しても困らないように、花粉対策は家の中から始めます。
花粉を家に持ち込まない
窓を閉め、エアコンや換気扇のフィルターに気をつけていても
花粉は入ってきます。それも玄関から。
身体や衣服に花粉がついたまま帰宅していては、
どれだけ家の気密性を高めても花粉の侵入は防げません。
花粉を家に持ち込まない、これは花粉症対策の基本です。
玄関に収納やクロークがあれば、外出時に着ていた帽子やコートを
そのまましまって、中に花粉を持ち込まずに済みます。
収納が無い場合は花粉を落とす必要がありますが、
ホコリを払う感覚でパタパタとはたいたり、ブラシをかけるのはやめましょう。
逆に花粉が飛び散り、目や鼻に入ってしまう可能性があります。
使い捨てのウェットシートで拭き掃除をするのが良いでしょう。
やさしく拭き取り、飛び散らないようにします。
拭き掃除しやすくするためにコートハンガーを用意したり、
使い終わって花粉の付いたウェットシートを中に持ち込まないよう
ゴミ箱を用意するのも重要なことです。
小型の空気清浄機を置くのもおすすめです。
空気清浄機というとリビングや寝室のイメージが強いですが、
玄関に設置すれば部屋に入る花粉の量を大幅に抑えられます。
衣服を拭き掃除し、空気清浄機を置いてもまだやることはあります。それは、うがいと手洗いです。
ずっと外気に当たっていた手は花粉が付着している可能性が非常に高いので丁寧に洗い流します。
マスクをしていても、口の中に花粉が侵入するかもしれません。
しっかりうがいをして落としましょう。
こういったことを普段から行なっていれば、
花粉が家に持ち込まれるリスクを減らせます。花粉対策は玄関から始めましょう。
花粉を掃除しよう
どれだけ注意しても、花粉の侵入を完全に防ぐのは難しく
気がついたら部屋の中に…なんてことも。
お部屋の中の花粉対策、それは掃除をすることです。
昼間は人の動きに合わせて空気がかき混ぜられ、花粉は舞いやすくなります。
夜に人が寝静まったとき、空気の動きが減るため、花粉は床へと落ちていきます。
そして、朝になって人の活動が始まると、再び花粉は舞い上がります。
その前に、フローリングワイパーかモップでキレイにするといいでしょう。
掃除機をかけるときは、掃除機から出る排気によって花粉が漏れないよう
フィルターの付いたものか、紙パック式のものがおすすめです。
花粉が溜まりやすい場所と掃除の方法を紹介します。
カーテン:窓を開けたとき最も花粉が付着するのがカーテンです。
拭き掃除をしにくいので、粘着テープ式のクリーナーで掃除します。
衣類にも使える花粉防止スプレーも効果的です。
テレビ・パソコン:静電気を帯びた電化製品は花粉を引き寄せます。
使い捨てのハンディモップで拭き取り、
終わったらすぐに捨てる、そうすれば花粉を溜め込まずに済みます。
バスマット・玄関マット:衣類を脱いだときに落ちた花粉はマットに溜まります。
花粉のシーズンは普段よりこまめに洗濯するよう心がけましょう。
花粉の時期だけど天日干しをしたい
天気が良いから洗濯物を外に干したいけど、花粉が心配で部屋干しになってしまう、
でも部屋干しするスペースも無い…なんて悩みもあるかと思います。
花粉症の時期に、室内へ入ってくる花粉の6割は換気のために窓を開けたときに入ってきて、
残りの4割は外干しした洗濯物から入ってくるそうです。
外干しはしたい、でも花粉は持ち込みたく無い…そんな時は下記のやり方を参考にしてください。
●取り込む前に手で払う
手でパタパタとはたけば花粉が舞い上がりますが、玄関で衣服をパタパタやるのとは違い、
外干しの洗濯物を取り込む前にはたけば、舞い上がった花粉は風に乗って飛んでいきます。
●早朝に干して、昼前に取り込む
花粉のピークは1日2回、11時〜14時と17〜19時は飛散しやすい時間帯との報告もあります。
花粉が動き出す前に、できるだけ早めに干して午前中には取り込みましょう。
●柔軟剤を使う
付着した花粉は洗濯でも落とせますが、柔軟剤を使い静電気の発生を抑えておけば、
外干ししたときに花粉が静電気によって吸い寄せられることを未然に防げます。
花粉は洗濯でも落ちるため、部屋干しでも大丈夫なものは普段よりこまめに洗濯をしましょう。
コートやジャケット、スーツなど簡単に洗えないものには
静電気防止スプレーがおすすめです。外出時に花粉が付着しにくくなります。
衣服にも、花粉のつきやすい素材・つきにくい素材があります。
●花粉のつきにくい服
ナイロンやポリエステルなど表面がツルツルした化学繊維の洋服は、
そのツルツルによって繊維の奥まで花粉が侵入できず、
ウェットシートでも拭き掃除がしやすいのでおすすめです。
●花粉のつきやすい服
逆に、おすすめできないのはウールです。
まだ肌寒い春先は着ている人も多いと思いますが、
ウールは静電気を帯びやすく毛羽立ちによって花粉が離れにくい素材です。
花粉症のシーズンには避けるべきでしょう。
秋田県の花粉飛散情報
花粉症を引き起こす花粉をもつ植物は、日本に約60種類もあると言われています。
その中でも、東北地方に多い花粉の種類とそれぞれの飛散する時期はこちらです。
出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」
今年の秋田県はスギ花粉のピークが3月上旬〜4月上旬で、飛散量も前年比の2倍近いと予想されています。
花粉は溜めない持ち込まないを念頭に対策を行い、これからの季節に備えましょう。
SK LIFE vol.29「住まいのハテナ?」
【住まいのお掃除シリーズ⑦】家から始める花粉対策
Q:ついに花粉症デビューしてしまいました。
今まで花粉症とは無縁だったため、対策も何から始めていいかわかりません。
掃除とか、自宅でも対策できることってありませんか?
A:花粉症とは、花粉によるアレルギー反応で起こる病気のことです。
環境の変化、食生活の変化など、ほんの些細なことでもキッカケとなるため、どんな人でもある日突然発症する可能性があります。
ある日突然発症しても困らないように、花粉対策は家の中から始めます。
花粉を家に持ち込まない
窓を閉め、エアコンや換気扇のフィルターに気をつけていても花粉は入ってきます。それも玄関から。
身体や衣服に花粉がついたまま帰宅していては、
どれだけ家の気密性を高めても花粉の侵入は防げません。
花粉を家に持ち込まない、これは花粉症対策の基本です。
玄関に収納やクロークがあれば、外出時に着ていた帽子やコートをそのまましまって、中に花粉を持ち込まずに済みます。
収納が無い場合は花粉を落とす必要がありますが、
ホコリを払う感覚でパタパタとはたいたり、ブラシをかけるのはやめましょう。
逆に花粉が飛び散り、目や鼻に入ってしまう可能性があります。
使い捨てのウェットシートで拭き掃除をするのが良いでしょう。やさしく拭き取り、飛び散らないようにします。
拭き掃除しやすくするためにコートハンガーを用意したり、
使い終わって花粉の付いたウェットシートを中に持ち込まないようゴミ箱を用意するのも重要なことです。
小型の空気清浄機を置くのもおすすめです。
空気清浄機というとリビングや寝室のイメージが強いですが、玄関に設置すれば部屋に入る花粉の量を大幅に抑えられます。
衣服を拭き掃除し、空気清浄機を置いてもまだやることはあります。それは、うがいと手洗いです。
ずっと外気に当たっていた手は花粉が付着している可能性が非常に高いので丁寧に洗い流します。
マスクをしていても、口の中に花粉が侵入するかもしれません。
しっかりうがいをして落としましょう。
こういったことを普段から行なっていれば、
花粉が家に持ち込まれるリスクを減らせます。花粉対策は玄関から始めましょう。
花粉を掃除しよう
どれだけ注意しても、花粉の侵入を完全に防ぐのは難しく
気がついたら部屋の中に…なんてことも。
お部屋の中の花粉対策、それは掃除をすることです。
昼間は人の動きに合わせて空気がかき混ぜられ、花粉は舞いやすくなります。
夜に人が寝静まったとき、空気の動きが減るため、花粉は床へと落ちていきます。
そして、朝になって人の活動が始まると、再び花粉は舞い上がります。
その前に、フローリングワイパーかモップでキレイにするといいでしょう。
掃除機をかけるときは、掃除機から出る排気によって花粉が漏れないようフィルターの付いたものか、紙パック式のものがおすすめです。
花粉が溜まりやすい場所と掃除の方法を紹介します。
カーテン:窓を開けたとき最も花粉が付着するのがカーテンです。
拭き掃除をしにくいので、粘着テープ式のクリーナーで掃除します。衣類にも使える花粉防止スプレーも効果的です。
テレビ・パソコン:静電気を帯びた電化製品は花粉を引き寄せます。
使い捨てのハンディモップで拭き取り、終わったらすぐに捨てる、そうすれば花粉を溜め込まずに済みます。
バスマット・玄関マット:衣類を脱いだときに落ちた花粉はマットに溜まります。花粉のシーズンは普段よりこまめに洗濯するよう心がけましょう。
花粉の時期だけど天日干しをしたい
天気が良いから洗濯物を外に干したいけど、花粉が心配で部屋干しになってしまう、
でも部屋干しするスペースも無い…なんて悩みもあるかと思います。
花粉症の時期に、室内へ入ってくる花粉の6割は換気のために窓を開けたときに入ってきて、
残りの4割は外干しした洗濯物から入ってくるそうです。
外干しはしたい、でも花粉は持ち込みたく無い…そんな時は下記のやり方を参考にしてください。
●取り込む前に手で払う
手でパタパタとはたけば花粉が舞い上がりますが、玄関で衣服をパタパタやるのとは違い、
外干しの洗濯物を取り込む前にはたけば、舞い上がった花粉は風に乗って飛んでいきます。
●早朝に干して、昼前に取り込む
花粉のピークは1日2回、11時〜14時と17〜19時は飛散しやすい時間帯との報告もあります。
花粉が動き出す前に、できるだけ早めに干して午前中には取り込みましょう。
●柔軟剤を使う
付着した花粉は洗濯でも落とせますが、柔軟剤を使い静電気の発生を抑えておけば、
外干ししたときに花粉が静電気によって吸い寄せられることを未然に防げます。
花粉は洗濯でも落ちるため、部屋干しでも大丈夫なものは普段よりこまめに洗濯をしましょう。
コートやジャケット、スーツなど簡単に洗えないものには
静電気防止スプレーがおすすめです。外出時に花粉が付着しにくくなります。
衣服にも、花粉のつきやすい素材・つきにくい素材があります。
●花粉のつきにくい服
ナイロンやポリエステルなど表面がツルツルした化学繊維の洋服は、そのツルツルによって繊維の奥まで花粉が侵入できず、ウェットシートでも拭き掃除がしやすいのでおすすめです。
●花粉のつきやすい服
逆に、おすすめできないのはウールです。
まだ肌寒い春先は着ている人も多いと思いますが、
ウールは静電気を帯びやすく毛羽立ちによって花粉が離れにくい素材です。花粉症のシーズンには避けるべきでしょう。
秋田県の花粉飛散情報
花粉症を引き起こす花粉をもつ植物は、日本に約60種類もあると言われています。
その中でも、東北地方に多い花粉の種類とそれぞれの飛散する時期はこちらです。
出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」
今年の秋田県はスギ花粉のピークが3月上旬〜4月上旬で、飛散量も前年比の2倍近いと予想されています。
花粉は溜めない持ち込まないを念頭に対策を行い、これからの季節に備えましょう。