あじさい寺 雲昌寺


スタッフ日誌

あじさい寺 雲昌寺 

沖縄や奄美ではもう梅雨が明けたそうですが、全国的に見れば、これからが梅雨本番です。
東北北部では7月後半あたりまでは、うっとおしい毎日が続きそうです。

1624年開山、曹洞宗 雲昌寺

我が家の近所のあじさいは早々と満開にはなったものの、先週まで晴天続きだったせいか、なんとなく鮮やかさに欠ける印象です。しとしと降る雨に濡れて咲くのが、あじさいらしい気がします。

そんなわけで雨に期待しつつ、あじさい寺として有名な男鹿の雲昌寺にあじさい散策に行ってきました。

たった1株から1500株以上に株分けしたあじさい。

梅雨前線の活動が弱まって梅雨の中やすみが続いていましたが、昨晩の秋田市内は豪雨予報が出るほどの激しい雨。男鹿は本日、曇りのち夕方から雨の予報。朝からどんよりしています。しかし、残念ながら今のところ雨の気配はありません。
艶めかしい雨のあじさいは、今回はお預けですね。

夜は境内のあじさいがライトアップされます。

この時期の雲昌寺は、秋田県内では人気の観光スポットです。混雑を避けて拝観開始時間に狙いを定めて行ったところ、みなさん同じ思いなのか、駐車場はすでにごった返しています。ゆっくり境内を散策できるかどうか、不安がよぎります。

参拝者受付の列を過ぎると、空気が一変。山門をくぐり、本堂に向かう参道の両脇をみずみずしく濃いブルーの花房がせり出すように埋め尽くしています。
本堂に向かって右の小径に入ると一面青色の絨毯。夜半に降ったと思しき雨に濡れて、ところどころに水滴を蓄えたあじさいたちが、境内を深いブルーに染めています。

しっとりとした空気の中で、生き生きとしたあじさいに出会える雨上がりの日こそ、まさに絶好のあじさい日和と感じました。

2023年のあじさい観覧期間は6月10日〜7月17日。

秋田県民のソウルフード「ハタハタ」。北浦漁港はハタハタ漁の聖地です。

ちょっとした見晴し台があって、斜面を覆うように咲き乱れるあじさいの群生越しに北浦の海が一望できます。晴天なら、五里合海水浴場周辺に居並ぶ風力発電が見渡せるロケーションです。

一説には2000種類もの品種があると言われているあじさい。

メインのホンアジサイとともに境内の片隅にガクアジサイも。

境内右奥にはカフェがあり、ドリンクやスイーツを提供しています。
おすすめは「あじさいティー」という青いハーブティー。添えられたレモンを入れると、美しい青色が紫に変わりました。
熱帯産のマメ科の植物「バタフライピー」を使ったハーブティーだと思われます。似たような性質の「マロウブルー」かも知れません。
どちらも抽出した溶液にレモンやライムなど酸性の果汁を加えると、コバルトブルーから鮮やかな紫に変化します。花びらに含まれる抗酸化物質アントシアニンの性質を利用したドリンクです。
アントシアニンは、赤ワインやブルーベリーに含まれるポリフェノールとしておなじみですよね。

あじさいの花は土壌が酸性だと青に、アルカリ性だとピンクになります。

「バタフライピー」は、飲み物以外にも、ゼリーやケーキなどのお菓子の色付け用としてポピュラーです。最近ではコスメなどにも活用されているようです。

ちなみにあじさいの花言葉は、時期や土壌の成分によって色が変わりやすいことから、「移り気」、「浮気」です。

スタッフ日誌

あじさい寺 雲昌寺 

沖縄や奄美ではもう梅雨が明けたそうですが、全国的に見れば、これからが梅雨本番です。
東北北部では7月後半あたりまでは、うっとおしい毎日が続きそうです。

1624年開山、曹洞宗 雲昌寺

我が家の近所のあじさいは早々と満開にはなったものの、先週まで晴天続きだったせいか、なんとなく鮮やかさに欠ける印象です。しとしと降る雨に濡れて咲くのが、あじさいらしい気がします。

そんなわけで雨に期待しつつ、あじさい寺として有名な男鹿の雲昌寺にあじさい散策に行ってきました。

たった1株から1500株以上に株分けしたあじさい。

梅雨前線の活動が弱まって梅雨の中やすみが続いていましたが、昨晩の秋田市内は豪雨予報が出るほどの激しい雨。男鹿は本日、曇りのち夕方から雨の予報。朝からどんよりしています。しかし、残念ながら今のところ雨の気配はありません。
艶めかしい雨のあじさいは、今回はお預けですね。

夜は境内のあじさいがライトアップされます。

この時期の雲昌寺は、秋田県内では人気の観光スポットです。混雑を避けて拝観開始時間に狙いを定めて行ったところ、みなさん同じ思いなのか、駐車場はすでにごった返しています。ゆっくり境内を散策できるかどうか、不安がよぎります。

参拝者受付の列を過ぎると、空気が一変。山門をくぐり、本堂に向かう参道の両脇をみずみずしく濃いブルーの花房がせり出すように埋め尽くしています。
本堂に向かって右の小径に入ると一面青色の絨毯。夜半に降ったと思しき雨に濡れて、ところどころに水滴を蓄えたあじさいたちが、境内を深いブルーに染めています。

しっとりとした空気の中で、生き生きとしたあじさいに出会える雨上がりの日こそ、まさに絶好のあじさい日和と感じました。

2023年のあじさい観覧期間は6月10日〜7月17日。

秋田県民のソウルフード「ハタハタ」。北浦漁港はハタハタ漁の聖地です。

ちょっとした見晴し台があって、斜面を覆うように咲き乱れるあじさいの群生越しに北浦の海が一望できます。晴天なら、五里合海水浴場周辺に居並ぶ風力発電が見渡せるロケーションです。

一説には2000種類もの品種があると言われているあじさい。

メインのホンアジサイとともに境内の片隅にガクアジサイも。

境内右奥にはカフェがあり、ドリンクやスイーツを提供しています。
おすすめは「あじさいティー」という青いハーブティー。添えられたレモンを入れると、美しい青色が紫に変わりました。
熱帯産のマメ科の植物「バタフライピー」を使ったハーブティーだと思われます。似たような性質の「マロウブルー」かも知れません。
どちらも抽出した溶液にレモンやライムなど酸性の果汁を加えると、コバルトブルーから鮮やかな紫に変化します。花びらに含まれる抗酸化物質アントシアニンの性質を利用したドリンクです。
アントシアニンは、赤ワインやブルーベリーに含まれるポリフェノールとしておなじみですよね。

あじさいの花は土壌が酸性だと青に、アルカリ性だとピンクになります。

「バタフライピー」は、飲み物以外にも、ゼリーやケーキなどのお菓子の色付け用としてポピュラーです。最近ではコスメなどにも活用されているようです。

ちなみにあじさいの花言葉は、時期や土壌の成分によって色が変わりやすいことから、「移り気」、「浮気」です。

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